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2017年8月13日説教

説教タイトル:わたしは主
聖書箇所:ヨハネによる福音書8:21-30

論壇 8月15日を前に
 8月15日を前にして、平和について考える報道が目立ちます。8月6日は広島、9日は長崎に原子爆弾が落とされた日であり、両日には記念式典が行われました。昨年アメリカのオバマ大統領が広島の原爆資料館と平和記念公園を訪れたことから、外国人の訪問が増えたとのことです。実戦にて原子爆弾が使用された唯一の国なのですから、日本は世界の中で果たすべき責任があるといえます。
 わたしたちは、過去についての評価、現在への認識、将来の予測を意識的にあるいは無意識のうちに行って、さまざまな判断を下しています。それゆえ、各自の判断は複雑で貴いのです。
 今年は、アメリカ大統領と北朝鮮主席が、ミサイルを撃つとか、これまでに見たことがないことが起るなど、子どものような脅し合いを行う中で15日を迎えます。自衛隊は迎撃ミサイルを、島根、広島、愛媛、高知に配備しました。迎撃ミサイルがはたして有効なのかとの議論もありますが、政府の立場としては何もしないわけにはいかないということなのでしょうか。前大統領と違って、何をするか分からないといわれる現大統領ですから、無関心でいられないのも事実です。
 安倍晋三総裁が5月に憲法九条に第三項を加えて自衛隊を合憲とする案を表明しました。最近の安倍首相の不人気ゆえに、九条の改訂が困難になったといわれますが、保守勢力が衰える気配はありませんから、将来の現実的課題として依然残るといえます。
 今年の8月15日は、戦争の危険と平和への具体的方策を今まで以上に考える機会です。第九条について考えるには、『憲法九条はなぜ制定されたか』(岩波ブックレットNo.674古関彰一著)が薄い冊子ですが有益です。九条にある表と裏の両面が簡潔ですが書かれており、沖縄におけるアメリカ軍基地問題の根が九条にあること、アメリカは昔も今も戦略的である点で変らないことがよくわかります。
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