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2017年10月15日説教

説教タイトル:わたしの教会を建てる
聖書箇所:マタイによる福音書16:13-20

論壇 創立記念礼拝
 本日の礼拝は東京教会の創立記念礼拝です。
 先週の週報に書いたとおり、東京教会に来て20年目になりました。ついこのあいだ来たばかりのようにも感じますが、教会員の方々に支えられてきたことに感謝いたします。教師になったばかりの頃、矢内先生から「教会は牧師として働くための土台であって、教会との信頼関係がないと伝道はできないし、大・中会でもきちんと働けない」と教えられたことを思い出します。
 改革派信仰にもとづいて伝道と教会形成を行うこと。この点で東京教会は一致しています。では改革派信仰とは何か。キリストを唯一の救い主と信じ、キリストをとおして父・子・聖霊の神を讃えること。讃えるとは、主日礼拝に限らず、生き方の全体がキリストに信頼するものとなること。具体的には、ウェストミンスター信仰規準に表明されている聖書の基本的教えを信仰的土台とすること。ただし、聖書が最終的なよりどころであり、信仰者を支える神のみことばなのであるから、自分で聖書を読み、神との人格的な関係を豊かにしていくこと。
 信条とは、キリストにある神の救いがどれほど確実なものであるかを表明するものです。ただ、救いの確実性についての理解には、歴史的事情やその他の理由により、教派間に違いがあります。その違いが各教派の信条にあらわれています。
 聖書が神の啓示であることは、教派を超えた共通の認識です。それゆえ、宗教改革500年に当たり、現代という文脈の中で聖書を解釈し直すことも必要です。女性役員論はその試みでした。
 聖書を読み直すことは、神学校や教師が行うことというより、キリスト者が日々聖書を読む中で行われていることであり、このことが教会にとって大切で必要なことです。生活の中で聖書を読み、聖書理解を豊かにすること、これが教派としての改革派信仰を前進させる本当の力です。
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