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2017年12月31日説教

説教タイトル:一つの霊、一つの体
聖書箇所  :コリントの信徒への手紙Ⅰ第12章12~26節


本日の論壇はございません
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2017年12月24日説教

説教タイトル:救い主の誕生
聖書箇所:マタイによる福音書2:1-15

論壇 東方の学者たち
 マタイ福音書2章に記されているキリストの誕生物語に東方からやって来た学者が登場します。昔から3人の博士と言われるのは、赤子にささげた黄金、乳香、没新の3つに合わせたからです。共同訳は、星を見てやって来たということから「占星術の」とつけたのかもしれませんが、ただの学者あるいは博士です。
 「東の方から」とは、遠く東方からということであり、ユダヤ人ではなく旧約と無関係な異邦人であることを意味します。異邦人が生まれたばかりの救い主を拝みに来る姿は、キリストの救いが異邦人、すなわちすべての人に及び、キリストを礼拝するようになることを象徴的に示しています。
 学者は人間の最高の知恵を意味します。人の知恵である学者がみ子を伏し拝む姿は、人の知恵が神の知恵にかなわないことをあらわしています。「わたしは知恵ある者の知恵を滅ぼし、/賢い者の賢さを意味のないものにする」(Ⅰコリント1:18節以下)に通じます。
 「その方の星を見たので」は、星がみ子の誕生を指し示すほど、イエスの誕生の意味は大きいということです。キリストによる救いは、第二の天地創造といってよいほど、被造世界全体に及びます。「時が満ちるに及んで、救いの業が完成され、あらゆるものが、頭であるキリストのもとに一つにまとめられます。天にあるものも地にあるものもキリストのもとに一つにまとめられるのです」(エフェソ1:10)。
 学者がヘロデのもとを去ったとき、「東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた」(マタイ:9)とあります。星は東方で見たきりであったが、退出した後、再びあらわれたのです。ヘロデのところにわざわざ行かせ、旧約を開かせ、預言を確認させたということです。ヘロデの上に神がいることを示しています。支配者ヘロデの上に、人の上に神がおられることを忘れてはなりません。
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2017年12月17日説教

説教タイトル:共にいてくださる神
聖書箇所:マタイによる福音書1:18-25

論壇 イエスの誕生
 キリストの誕生物語は、マタイ福音書とルカ福音書に記されています。読み比べると、まったく違うできごとではないかと思えるほど二つは違っています。マタイは夫ヨセフに焦点をあて、ルカは妻マリアに焦点をあてているためです。また、二人は各々に起ったことを報告し合っていなかったように書かれていることが不思議です。
 けれども、重要な点では一致しています。①マリアが、まだ夫ヨセフを知らないまま、聖霊によってみ子を宿したこと、②この秘密が天使によって知らされたこと、③生まれる子の名前が神によってイエスと決められていたこと、④ベツレヘムで生まれたこと、⑤イエスの誕生が旧約聖書により預言されていた救いの実現であると教えられていること。これら一致により、二つの福音書が同じ神のみ子の誕生を描いていることは間違いありません。
 マタイ福音書は、生まれる子の名前をイエスとしているだけでなく、旧約聖書イザヤ書7:14「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる」を引いて、インマヌエルとの呼び名を紹介しています。これは、神に信頼をおかないユダの王アハズに対し、神がユダを守ることのしるしとして「おとめが身ごもって男の子を産む」ことが起る、とイザヤをとおしてアハズに宣言した預言のことばです。
 神を信頼しないアハズ王と正しい人ヨセフではつり合いが悪いのですが、「神は我々とともにおられる」という旧約と共通する神の保護、助け、支えがイエスにおいて実現したことをマタイは強調しています。
 神のみ子がわたしたちとまったく同じ人間になってくださったこと、それによりわたしたちの救い主であるだけでなく、隣人であり友となってくださいました。イエスは、常にわたしたちと共にいてくださる神であり、救い主であり、まことの主です。
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2017年12月10日説教

説教タイトル:人工知能は人を救うか
聖書箇所:コリントの信徒への手紙Ⅰ1:18-26

論壇 科学技術の進歩
 コンピューターの発達はめざましく、わたしが大学生の頃には大型のものが大学に設置され、操作を学ぶ選択科目がありましたが定員以上が申し込む人気科目でした。それから数年後にパソコンらしきものがあらわれましたが、まずワープロが普及し、しばらくしてブラウン管で見るパソコンをみんなが買うようになりました。わたしの家では東京に来て家族用に一台買いました。 今は各自一台ノート・パソコンを持っています。
 コンピューターはますます進化して、電王戦というプロの棋士対将棋ソフトの対決は、人間の勝ち目がなくなったのでしょうか2017年で終了しました。今年有名になった藤井四段も将棋ソフトで腕を磨いたと報じられていました。
 わたしたちの改革派教会には科学を否定的にとらえるという姿勢はありません。世界とその中の諸法則は、神様が創造したよきものであり、科学の発展は、隠されている神の創造のみわざを明らかにしていく人間の大切な役割であるといえます。科学の成果を技術に応用して広く使用することも人間に固有のはたらきです。ただし、原子力を発電や兵器に使用することの是非、遺伝子操作や治療の是非などが議論になることも事実です。産業技術が公害をまきちらす一面もありますが、環境技術によって改善し、克服されつつあることも確かです。原子力発電が今後どのように克服されるのか、わたしたちにはまだ見えないかもしれませんが、その時も必ず来ると思います。
 人工知能は、科学・技術の一つであり、気象予報からセキュリティ・システム、自動運転、自動翻訳機などにいたるまでますます広く使われるようになるでしょう。生活が便利になり、社会が安全になるに越したことにはありませんが、人間の救いは昔も今も変らず必要であるというのが聖書の教えるところです。
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2017年12月3日説教

説教タイトル:長寿の時代に
聖書箇所:コリントの信徒への手紙Ⅱ4:16-5:6

今週の論壇はございません。
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