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2017年12月10日説教

説教タイトル:人工知能は人を救うか
聖書箇所:コリントの信徒への手紙Ⅰ1:18-26

論壇 科学技術の進歩
 コンピューターの発達はめざましく、わたしが大学生の頃には大型のものが大学に設置され、操作を学ぶ選択科目がありましたが定員以上が申し込む人気科目でした。それから数年後にパソコンらしきものがあらわれましたが、まずワープロが普及し、しばらくしてブラウン管で見るパソコンをみんなが買うようになりました。わたしの家では東京に来て家族用に一台買いました。 今は各自一台ノート・パソコンを持っています。
 コンピューターはますます進化して、電王戦というプロの棋士対将棋ソフトの対決は、人間の勝ち目がなくなったのでしょうか2017年で終了しました。今年有名になった藤井四段も将棋ソフトで腕を磨いたと報じられていました。
 わたしたちの改革派教会には科学を否定的にとらえるという姿勢はありません。世界とその中の諸法則は、神様が創造したよきものであり、科学の発展は、隠されている神の創造のみわざを明らかにしていく人間の大切な役割であるといえます。科学の成果を技術に応用して広く使用することも人間に固有のはたらきです。ただし、原子力を発電や兵器に使用することの是非、遺伝子操作や治療の是非などが議論になることも事実です。産業技術が公害をまきちらす一面もありますが、環境技術によって改善し、克服されつつあることも確かです。原子力発電が今後どのように克服されるのか、わたしたちにはまだ見えないかもしれませんが、その時も必ず来ると思います。
 人工知能は、科学・技術の一つであり、気象予報からセキュリティ・システム、自動運転、自動翻訳機などにいたるまでますます広く使われるようになるでしょう。生活が便利になり、社会が安全になるに越したことにはありませんが、人間の救いは昔も今も変らず必要であるというのが聖書の教えるところです。
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