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2018年12月2日説教

説教タイトル:人間は不思議だ
聖書箇所:詩編8編

論壇 人間は不思議だ
 今週から23日までをクリスマス伝道礼拝とし、初心者にも理解できる礼拝を行います。
 キリスト教における人間についての教えは多面的ですが、一般の人々には誤解があるかもしれません。それは、人間をすぐ罪人扱するので、人間を否定的に見ているという誤解です。
 クリスマスは救い主であるキリストが誕生したことをお祝いする日であることはよく知られています。けれども、聖書は、誕生から十字架の死と復活までのキリストの生涯全体が救いのできごとであると教えています。それゆえ、神のみ子の誕生は十字架の死を目指すものでした。
 み子が命を捨てる覚悟でお生まれになったことが本当であれば、神はそれほどにわたしたちを愛しておられるということです。神の愛を受けるに価するほどわたしたちは貴い、これがキリスト教の人間理解の根本です。
 詩編8編の6節には、神による人間の創造を「神に僅(わずか)かに劣るものとして人を造り」とあります。
 神と人の差はわずか。これが神が創造した人間の立場です。それゆえ、神が創造した世界が人の手にゆだねられたのです。
 今年のクリスマス伝道礼拝の全体テーマは「人間は不思議」です。人間の体、心、ふるまい、知性など、どれをとっても不思議なことがたくさんあります。その原因は、つきつめるなら、人は神にわずかに劣るものでしかないからです。その中でも、神を求め、神とやり取りしたいという欲求、願いを持っていること、これほど不思議なことはありません。世界中、どこに行っても、神々が祭られています。先日、秋田のナマハゲが文化遺産になったとのニュースがありました。ナマハゲは、来訪神というのだそうです。神なしでは生きられないのが人間です。
 今年のクリスマスは、神との関係でわたし、また人間を考えてみてはいかがでしょうか。

~お知らせ~
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