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2018年12月9日説教

説教タイトル:神はいるのか
聖書箇所:創世記1章

論壇 神と科学
 神は本当にいるのか。科学の時代に神は生き残ることができるのか。そう考える方がいると思います。
 講談社から、ブルーバックスという科学専門の新書が出ており、昔から理系の高校生がよく読んでいました。今年の7月に、ブルーバックスから『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキンスまで』(三田一郎)が出版されました。著者は、名古屋大学名誉教授で、いくつもの賞を取った宇宙物理学の学者にしてカトリックの助祭です。幼児洗礼を受けてはいたが、宗教に関心がなく、研究に没頭していたとのこと。しかし、50代にさしかかったとき、宇宙のはじまりであるビッグバン(宇宙の瞬間的発生と大膨張)の中でおきていたことを研究する中で、宇宙をつくる神の意志を感じて、神学を学び聖職者にもなったという科学者です。
 高校生から「先生は科学者なのに、科学の話の中で神を持ち出すのは卑怯ではないか」と質問され、科学と神について相いれないとする考えにどう答えたらよいかがテーマになったそうです。
 この本は、キリスト教と聖書を概説した後、コペルニクスからはじまって、宇宙についての最新の学説とおもな学者を追っていきます。ビッグバン理論は、真空のエネルギーをもとに、光速をはるかに超えるスピードで宇宙が生成して膨張したこと、この大膨張は宇宙全体が一様に膨張したのではなく、泡のように局所的な膨張が無限に起き、その泡それぞれが一つの宇宙になるので多数の宇宙を作ること、ここまで進んでいるのだそうです。
 学問として宇宙誕生を徹底的に突き詰め、この美しい物理法則を作った神をあがめる。神が創造したとは、人類は決して宇宙を解明できず、無限に探求し続けるということ。これが三田氏にとっての科学と神の関係です。ホーキンスは無神論者と言われますが、晩年は物理法則を誰かが意志をもって作ったと考えたかったようです。
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